今回、合同会社を休業することにしました。
アフィリエイトの売上がどうにも上がらずという状況が続き、ここ最近は派遣の仕事をしていました。
派遣先の会社の社会保険に入ることになって、今、加入している自分の会社の社会保険を止める必要がでてきたので、思い切って休業にすることに。
正直、1人会社だと会社分と個人分の両方を負担しなければいけなかったので負担になったいました。
いい機会かなと。
社会保険の2ヶ所申請っていう制度もあるらしいですが、一般的でないことと、務めている会社に迷惑をかけたくないから、それは止めました。
会社は解散にすると手数料とか、いろいろ面倒なので、お金のかからない休業にすることにしたので、その時の手続きについて書いていきたいと思います。(いずれ復活するつもりですしねwww)
まず、休業するときに提出する書類があります。
- 異動届(税務署・都税事務所)
- 給与支払事務所等の廃止届出書(税務署)
- 社会保険全喪失手続(年金事務所)
- 税務署検収印が押印された給与支払事務所等の廃止届書の控え(年金事務所)
これらをセットで『休業届け』なんて呼んでいるんだとか(税理士の世界では)
(ちなみにこれでは足りません。正解は記事の最後のほうに書いてあります)
検索して上位の税理のサイトとか、アドセンスサイトに書いてありました。
複数のサイトに上記の書類を提出するって書いてあったから準備して出したわけです。
年金事務所に控えのコピーを提出しないといけないので、まずは異動届と給与支払事務所等の廃止届出書を税務署と都税事務所に提出。
様式はダウンロードで手に入れました。
税務署にはそれぞれ2枚ずつ記入して、返信用封筒に切手を貼って郵送。6日位で控えが戻ってきました。
が、しかし、ここで問題があるんです、年金事務所に社会保険全喪失手続を提出するんだけれど、事象が発生してから5日以内に提出って書かれているんです。
イヤ、無理でしょ。これ。
税務署の控えが返信されてきたのが6日後だし。税理士にお願いするお金なんてないし、派遣の仕事しているから平日に窓口をはしごすることも出来ないし。
だから、年金事務所に電話して、提出期限を伸ばすことができないか相談しました。
そうすると、『5日以内でなくても、1日、2日伸びてもいい』とのこと。電話の職員の話し方から感じましたが、書類を提出すればいい感じです。
立場上、はっきりと期限を過ぎても大丈夫って言えないけれど、提出さえすればお咎めなしっていう感じでした。
だから、税務署から戻ってきた『給与支払事務所等の廃止届出書』の控えのコピーと『社会保険全喪失手続』を年金事務所に送付したわけです。
これを送付すればいいって、Google検索上位サイトに書いてあったから。
でも、ダメでした。
肝心の1枚が足りなかったのです。それは『健康保険被保険者資格喪失届』+『健康保険証』。
これを年金事務所に送らないと意味がないんですね。
それを知ったのが、会社から帰ってきて、休業について検索して2ページ目のサイトを見ていたら書いてあったので知ることができました。
だから、慌てて書類を作成して郵送したんです。
次の日の、仕事が始まる前に、年金事務所に電話して聞いてみたら、この資格喪失届を出さないとダメで、最初に出した『給与支払事務所等の廃止届出書』と『社会保険全喪失手続』は、送り返されるとのこと。
派遣の仕事が終わって、帰宅したら年金事務所から、案の定『給与支払事務所等の廃止届出書』と『社会保険全喪失手続』が送り返されてきていて、中には『健康保険被保険者資格喪失届』を一緒に送付して下さい。という、メッセージが入っていました。
『健康保険被保険者資格喪失届』(控えも)+『健康保険証』は、別で送ったのに、入れ違いで戻ってきたんです。
なんという手間。
窓口に行ければ、その場で作成して提出できて、1回で終わるのに、郵送だとホント時間がかかる。
年金事務所の書類のことだけで1週間もかかっています。
次の日、年金事務所に電話して、書類の行き違いになっている旨を担当の人に伝えて、再び、『給与支払事務所等の廃止届出書』と『社会保険全喪失手続』を年金事務所の郵送。
ここまでで、郵送代もけっこうかかってしまっています。
それに、健康保険証も返却したので、今は保険証がない状態。このタイミングで医者にかかったら、全額負担になります。(後日、申請すれば返金されますが)
1日でも早く国保の手続きをしたいわけ。
そもそも、検索上位のサイトには『健康保険被保険者資格喪失届』+『健康保険証』も一緒に送付するなんて書かれていないわけ。そんなサイトが上位を占めていて、本当に訪問者の役にたつ情報が書かれているサイトは2ページ目にいたんです。
所詮、Googledのアルゴリズムなんてこんなものです。
会社を休業にするのに本当に必要な提出書類はこれ
会社を休業にする為に必要な書類は
- 異動届2部(税務署・都税事務所)
- 給与支払事務所等の廃止届出書2部(税務署)
- 社会保険全喪失手続(年金事務所)
- 税務署検収印が押印された給与支払事務所等の廃止届書の控え(年金事務所)
- 健康保険被保険者資格喪失届+健康保険証(年金事務所)
- 健康保険資格喪失確認請求書(年金事務所で発行してもらい、国保に入るのに区役所で提示する)
です。
こう、はっきりと書いてあるサイトは、なかなかありません。税理士のサイトでも、これだけきちんと書いてあるサイトはありません。
私の手続きの話の続きですが、国民健康保険に加入するためには、『健康保険資格喪失確認請求書』が必要なので、年金事務所の手続きが終了して、返送されて来るのを待つしかないわけです。
資格喪失の手続きが終わっていて、窓口に行ければ、すぐに発行してもらえるんだけれど、郵送だととにかく時間がかかってしょうがない。
国保への加入手続きは、会社を退職してから2週間以内ってことになっているけれど、もう3週間もすぎていて、ストレスでイライラしてくるは、ホント!。
で、『健康保険資格喪失確認請求書』が返送されてきたので、(と言っても、私の書いた書類に受付印が押印されているだけですけれど)、区役所の窓口に行って、国民健康保険の加入手続きと保険証を発行してもらいました。
ついでに、国民年金の手続きも。
これらが終了するのに24日間もかかった・・・。
ホント、働きながらだと時間がムダにかかる。窓口にいければ1日で終わるのに。
いいですが、これから不本意ながら会社を休業にするみなさん。
必要な書類は
- 異動届(税務署・都税事務所)
- 給与支払事務所等の廃止届出書(税務署)
- 社会保険全喪失手続(年金事務所)
- 税務署検収印が押印された給与支払事務所等の廃止届書の控え(年金事務所)
- 健康保険被保険者資格喪失届+健康保険証(年金事務所)
- 健康保険資格喪失確認請求書(年金事務所で発行してもらい、国保に入るのに区役所で提示する)
ですからね。
上位表示されている税理士の訪問者の役に立たないコンテンツのサイトの情報を鵜呑みにしないほうがいいですよ。マジで。
会社を休業したら、税金は?決算は?
会社を休業したからと言って、もうそれでおしまいではありません。
決算は申告する必要があります。これをしないと事業を再開したときに、損失の繰越ができなくなります。
それと税金。税金と言っても均等割だけですが、これは免除になります。(新年度で営業を数ヶ月していたら、その分だけ払う。)
私も、6・7・8・9・10月分は、今度の決算で払わなければいけません。
まとめ
会社を休業する手続きを、実体験を基にまとめてみました。
不本意ながら一度勇気ある撤退をして、再度、事業を再開させます。
私の経験が、『休業しようと思っているけれど、税理士に頼むお金も時間も無い人』の役に立てればいいと思い、恥を忍んで記事にしましたし、上位サイトには書かれていない、訪問者の役に立つコンテツを書いたこの記事は上位表示されるのでしょうか?
それとも、Googleのアルゴリズムは今だにクソなんでしょうか?
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